柊 歌乃ターンです´ω`+☆
八月の暑い夏の日。
枢木スザク10歳は初恋をしました。
でも・・・。
ブリタニアから日本に皇族の子が留学来ると父から聞かされた。
なんでもその人物が皇族だからと特別視されるのを嫌うという事らしくお忍びで来るらしい。
そして留学中はスザクと一緒に普通の学校へ通うらしい・・。
スザクはその子が自分と同じ年齢だと聞かせれて驚いたのと自分とはあまりに違う考え方を持っているのだと・・・思った。
特別に扱ってもらえるならそうされる方が良いに決まっているというのがスザクの考え。
その考えを間接的にだが否定された思いがしてなんだか少し気分が悪かった。
そして、数日後・・ブリタニアからその皇族の留学生がやってきた。
枢木神社の石段を登りあがった境内の前で待ち構えていると現れたのは・・・。
季節は夏・・・あたりが蝉の声で騒がしくなっているというのにその現れた子にスザクの周りから音が消えるようなおもいがした。
錯覚を覚えるほど綺麗なアメジストの瞳に目を奪われブリタニア人特有の肌の白さとか周りの緑がその子をより際立たせているような・・そんな感覚。
こんなに綺麗な子は初めて見た・・・その子を見た素直なスザクの感想だった。
そして外交のためにもやってきた第2皇子のシュナイゼルが父、玄武と挨拶をしているそんなときにスザクはいきなりその黒髪の少女の手を掴みこういった
「俺と結婚してくれ!!」
空を切るような大声で言い放った言葉にそこにいる人達が固まった・・ただ一人シュナイゼルだけは面白そうにおやおやと微笑んでいた。
そして青ざめて固まっているスザクの父はまだ動けず、手を掴まれて動けなくなっている少女はぷるぷると震えてそして
顔を真っ赤にしながら叫んだ
「僕は男だっ!!」
「ふぇ?!」
少女だと思っていた人物から告げられた言葉は信じがたいものだった・・。
そしてスザクが素っ頓狂な声を出した後すぐに玄武のこぶしがスザクの頭にがんっと勢い良く落とされたのだった。
枢木スザクの初恋は男の子・・・そんな不名誉な事実を忘れがたいものにしたルルーシュ・・。そしてそのルルーシュ・ヴィ・ブリタニアには枢木スザクは嫌な奴とインプットされた。
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