大変おまたせいたしました><襖です!
そのわりに進展の無い内容というか…すみません…
約1600文字
前にいるのは、俺の手をつかんで急ぎ足で路地を進む、成長したスザク。
どうしても自分の中ではアノ頃のスザクのイメージがこびり付いているらしく、少し不思議な感じだ。
でも、同じだ。変わっていない。俺が好きなあのふわふわも、翡翠色の目も、手を取る姿もそのままだ。
そのままの、変わっていない。
だがさっきの……
「ルルーシュ? 大丈夫?」
「えっ」
いつの間にか足は止まっていた。風景は変わってスザクが俺の顔を覗きこんでいる。……近い。
「ここから家までは5分ないんだけど、歩くの早い?」
「いや大丈夫だ。こっちこそわるいな、再会早々助けてもらって」
「ううん、 会えて嬉しいよ、ほんとに」
笑顔を浮かべるスザク、それでいて今にも泣きそうな表情。
さっきまで片手で引いていた手を包むように握っている両手。
ついさっき感じた戸惑いを感じている自分。
目の前に居るのは、俺の知らない7年間を過ごしたスザク。
俺の中にあるアノ頃のスザクには、素直じゃない自己主義な体力馬鹿という語がよく似合った。
しかしそれでいて優しい所もあり、近くに居るのが心地よいと感じる相手で、俺は……
そんな"スザク"は、7年間で随分と変わってしまったのか? 俺の知らない、居ない間に?
勢いのままそう考え、つばを飲み込みたくなるような言いようのなさを覚えた。
なんだ、これは。
「どうしたのルルーシュ、やっぱり調子悪い?」
「お前、…少し変わったか?」
口に出すつもりではなかったが、声をかけられて心配をよそに聞いてしまった。
聞いてどうなるんだ、当然の事じゃないか。
「へ? そうかな~7年ぶりだからじゃない?」
少し面食らった顔をしたスザクが、握っていた両手を下ろしながら言う。
全くそのとおりだ。
俺が今考えているのは世界で当然とされる事だ、世界の時間が止まらない限りお互いに変わり続ける。
あれから七年間、ただ違う場所にいて成長しただけの話だ。
何も不安になる要素はないし、もちろん怖がることもない。
そう俺が一息ついたところでスザクは話しかけてきた。
「そういえば、今日は飛行機で来たんだよね? どうしてあんな場所に?」
「ああ。護衛がなかなか待合室に来なかったから、先にお前の家へ行こうと思って、…」
そこまで言ってしまったと思う。まさか迷子になっていたなど口が裂けても言わ……!!
「そっか、迷子になってたんだねルルーシュ」
「なっ(…!)こ、この俺がこんな場所で迷子になどなるわけがっ・・・!」
「あははっ、馬鹿になんかしてないよ! でもその様子だと、迷子で正解みたいだね」
そう言って納得したように笑うスザク。
なんだ、なんなんだ。まるで"全てお見通し"とでも言うようなその反応は。腹が立つじゃないか。
「・・・…それは嫌味か?」
「まさか!違う、違うよ。 ちょっと安心したんだ」
「? どういう意味だ?」
「迷子じゃないなら、もしかして君はあんな場所が好きなのかと思って」
「あんな場所が……別にそういうつもりは無かったんだが」
「ならいいんだ」
どこか晴れ晴れとした表情をしたスザクを前に俺は同じ表情はできなかった。
俺の好き嫌いともかく、その"あんな場所"にお前は居たんじゃないのか?
確かにスザクに似合うと思う場所ではなかったが、そういえば一緒に年上に見える女性も居て……
「うん、聞けてよかったよ。じゃあ帰ろっか」
「あ、ああ……。」
路地から抜けた開けた場所では、流石に手は離れていた。
隣でスザクは他愛も無い事(例えば、今でも猫は懐かないだとか)を話している。
つまらないわけではないし、スザクと居ると自然と表情もゆるむ、だがどうしても聞きたいことが上手く口に出せない。
この数分で心臓に7年間が音もなくなだれてきた様な。
お前はこんなにも嬉しそうなのに。
二人で横に並んで歩く道、枢木家の周りも7年前とは随分変わっている。
ただ少し向こうに見える屋敷だけが置いていかれたように変わっていなかった。
またまた小説、読ませていただきました☆
やっぱり・・・
お2人の小説はサイコーです(*^v^*)
次も楽しみにしています♪
頑張ってください!応援しています!
私とははじめましてですねw襖です!
返信遅くなり申し訳ないです~><
サイコーと言っていただけてサイコーです
ありがとうございます(*`・ω・´*)!!
これからの展開どうなるのか
私にもわかっていませんがwww
ヌルヌルと更新してますので
ヌルヌルとお付き合いくださいね^p^w
お言葉を肥えに頑張ります~!
では!
コメントありがとうございました(*´ヮ`*)!