歌乃のたーん(*´∀`;;)ノ☆
短くなってしまった…;;;;
「ここが保健室な」
人が多い廊下を歩きながら保健室という所に案内されたルルーシュは少し不満そうな顔をしていた。
「ココだな・・わかった。ありがとう。」
その顔と同じく少し機嫌の悪そうな声でルルーシュが答える
「なんだよっ折角人が教えてやってるのに・・(やっぱり可愛くないっ朝は何かの間違いだったのか…!)」
スザクがルルーシュを軽くにらみ付けるように言うとルルーシュの目線がふっと逸らされた
「別に頼んだわけじゃない…君が勝手に連れてきたような物だ。それに…」
言葉の端でやめてしまうルルーシュ。そんな中途半端な言い方をされると余計に気になる。
「それに…なんだよ。男だったらはっきり言えよ。女みたいなのは顔だけにしてくれ」
「!?・・何で君にそんな風に言われないといけないんだっ!それに僕は女みたいな顔をしているつもりはない!!!」
人差し指を勢い良くスザクに向けながら突き出すルルーシュ。怒りに任せて声を荒げていたと思ったら何かをひらめいたようににやりと口元を上げる
「そういえば君ははじめ僕を女と思っていきなりあんな失礼な態度をとったんだったな」
嫌悪を浮かべたような顔でスザクを見るルルーシュ。
「わ、悪いかよ!日本じゃあんなひらひらした服女しか着ないんだ!!間違えたのは俺のせいじゃないっ」
慌てて弁解するスザクは少し顔を赤らめて拳をきつめに握っている。
そんなスザクを見てルルーシュは思う。
「(こいつは悪い奴でわないけど…とても「自己主義」な奴だ。)」
キンコーン♪カンコーン♪
ルルーシュの考えがまとまった所で予鈴が鳴り響いた。
「あ、チャイム…とりあえず教室戻るぞ」
「あぁ…す、スザクっ」
教室に向かおうとするスザクの背中に向かってルルーシュが呼びかける。
「何だよ…」
「つ、次案内してくれるなら図書室がいい」
目線を逸らしながらだが自分なりに一様歩み寄ったつもりだ。
スザクはその様子をみながら一瞬呆気に取られた様に固まったがそのルルーシュの表情があまりにもかわいらしく見えて・・
「ぷっ…!ハハッわかった!じゃあ次の休は図書室行こうなっ」
「な、なんで笑うんだっ!!」
少し頬を赤くなったルルーシュの瞳がスザクをまっすぐに見つめる…その瞬間の瞳の綺麗な色がスザクの脳裏に強く焼きつく。
初めてその瞳を見たときから思っていた。自分だけをこの目で見てくれたら…見てほしい…。幼いながらの独占欲をはじめて知ったかもしれない。
「ルルーシュって…可愛いよなっ」
真っ白な歯を見せながらにっこりと笑うスザクにルルーシュも少し言葉を失うが、その感情が何なのかは気づくは事なく急ぎ足で教室に戻る。
教室に戻る最中歩きながらルルーシュは思った。
日本に留学に来たのは間違いじゃなかったな…。勉強面は…なんともいえないけど、きっとスザクがいたらこれから楽しくなるような…そんな気がする。
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